スノーボーディングがこの世に現れてから、スタンスの違いはライディングスタイルの違いを意味してきました。カーヴィングに向いているスタンスもあれば、ランディングやスイッチライディングに向いているスタンスもあります。自分のライディングにベストなスタンスを見つけるなら、色々試してみないとわからないことがありますが、好きなプロライダーや滑り仲間のスタンスを参考にして、自分のスタンスを探し出す手間を省くこともできます。
今回はJONESアンバサダーのスタンスを、“今までスタンスを変えたことがありますか?”という質問を交えてご紹介しましょう。もしかしたら、彼らのスタンスの中から、自分にピッタリのスタンスが見つかるかもしれません。
フリーライディングやスノーサーフィンのパイオニア、そして2人のヤングリッパーの父であるジェレミー・ジョーンズ。多様なボードを使い分け、スタンスもさまざま。その日選んだボードとコンディションを考え、スタンスを変えています。そのことで、ボードのパフォーマンスを最大限に引き出し、関節への負担を軽減させています。
グーフィー
身長: 173cm
フロント: +27° / バック: 0°から+6°
スタンス幅: 56cm
フロント:+27°から+30°/ バック:+6°から+12°
スタンス幅:44.5cmから60cm
“さまざまなスタンス幅を試してみるのは、けっして怖いことではない。山へ向かう途中、いつも私はその日のコンディションとライディングを考えている。その日をどれだけ面白くできるのか?そんなとき、私はスタンスを変える。攻めるならワイドなスタンス。サーフスタイルなら狭く。スイッチライディングのためにダックスタンスに。スタンスを変更してからの最初の一本は違和感を感じるだろう。でも、心配することはない。1、2本滑れば、すぐに慣れるさ。” – Jeremy Jones
元USオリンピック ハーフパイプチームの1人であるエレナ・ハイト。現在はフリーライディングやバックカントリーに注力しています。
レギュラー
身長: 155cm
フロント: +18° / バック: 0°
スタンス幅: 49.5cm
“ボードの安定性と安心を与えてくれるスタンスを選んでいるの。安心してライディングできてこそ、私の滑りは輝くと思っているから。たまに違ったスタンスを試してみることもあるけど、すぐ元に戻してしまうかな。” – Elena Hight
スムーズでパワフルなライディングで、3度のフリーライドワールドツアーチャンピオンに輝いたサミー・ルーベック。
レギュラー
身長: 176cm
フロント: +15° / バック: −3°
スタンス幅: 57.8cm
“このスタンスはフリーライドでもフリースタイルでも使える万能な設定。ボードに対しても自然なので、大幅に変更することはほとんどないな。” – Sammy Luebke
スムーズなサーフスタイルが特徴のフリーライダー、ニック・ラッセル。一年の95%はスプリットボードを使い、世界中の山を滑っている。
レギュラー
身長: 176cm
フロント: +18° / バック: +6°
スタンス幅: 49.5cm
“自分にピッタリのスタンスを見つけるまでに数年かかったよ。僕のライディングには角度のついた狭いスタンスが合っている。Lone WolfやStorm Chaserに乗るときは、カーヴィングを意識してフロントのアングルを少し外に振るかな。ちょっとフリースタイルなライディングをしたい日は、後ろ足を0 °に戻すし、安定したストンプを意識する日はスタンス幅をほんの少しワイドにするよ。” – Nick Russell
アイリス・ラズは、リゾートやバックカントリーをリッピングするパワフルなフリーライダー。彼女は、ソフトブーツとハードブーツを使い分けます。
レギュラー
身長:173cm
フロント: +18° / バック: +3°
スタンス幅: 53.4cm
“スキー場を滑る日が多いシーズンは、私のスタイルに合っているのか確認するためにも、色々なスタンスを試してみるの。それまでのスタンスから少し調整して、よりダイナミックなライディングを求める感じ。ハードブーツでスプリットボードを使う時には、全く違ったスタンスを設定するかな。より幅が狭く、後ろ足を内側に角度を付けてアグレッシブにするの。” – Iris Lazz
オールマウンテンマスターでありカーヴィングやパーク、そしてスティープなテレインのマジシャンであるジミー・グッドマン。
ラギュラー
身長: 178cm
フロント: +23°から29° / バック: 0°から+3°
スタンス幅: 53.4cm
“最大限のカーヴィングパワーを与えてくれるスタンスをピックしているんだ。サーフシリーズを選んだ日は、アングルをよりディレクショナルに。スイッチでのコントロールが必要になるパークではアビエイターを選んで、後ろ足は0°のままにしておくよ。” – Jimmy Goodman
レジェンドフリーライダーであり、国際山岳ガイドのニール。世界中でスプリットボード講習会や上級スノーボードスキルクリニックを主催している。
グーフィー
身長: 186cm
フロント: +21°もしくは24° / バック: 0°から−3°
スタンス幅: 66cm
“スタンス幅はファッションなんかじゃない。ライダーの体格や柔軟性、体とボードの関係性の理解度によって変化するべきだ。私は長身で足が長く、体が柔らかい。そのため重心はどうしても高くなる。だからスタンス幅を広くとって、重心をなるべく下げているんだ。ワイドスタンスはスクワットもしやすいから、ターン時の前足への負担を軽減してくれる。
バインディングは太ももやヒザ、足首の角度に合わせて自然な角度に設定して、前足のアングルは、あまり上体を捻らずに目の前のフィールドを見渡せることが大事。後ろ足は0 °もしくは−3°にして、ターン終盤における負担を軽減している。スタンスが完璧にマッチすると、ライディングも完璧になるんだ。少しでもスタンス幅を狭くしたり、アングルを変えれば、コントロールや下半身の動きも制限されてしまう気がする。”
– Neil Mcnab
サーフスタイルをテクニカルなバックカントリーに取り入れ、フリーライディングの“禅”をマスターしたフォレスト・シアラー。
グーフィー
身長: 178cm
フロント: +26° / バック:0°
スタンス幅: 53.4cm
“オレのスタンスはラジオみたいなもの。チューニングを常に合わせて、ムードにピッタリな場所をさがすのさ。気持ちを切り替える意味も含めて、シーズン中にスタンスを変えることもある。常に探求し続け、ライダーとして最高のスタンスを求め続けていくべきだと思う。” – Forrest Shearer
バンクドスラロームの表彰台では常連。オールマウンテンの魔術師であるハリー・カーニー。
レギュラー
身長: 180cm
フロント: +18° / バック: 0°
スタンス幅: 55.8cm
“スタンスは一度も変えたことがないな。ニコラス・ミューラーの古いインタビューでこのスタンスを知ってから、ずっと変えていないんだ。基本的にはディレクショナルのスタンスだけど、後ろ足を0°に設定しているからスイッチライディングでも違和感はないよ。” – Harry Kearney
シリアスフリースタイル、カーヴィング、バックカントリースキルをマスターしたテイラー・カールトン。
レギュラー
身長: 178cm
フロント: +12° / バック: −3°
スタンス幅: 53.4cm
“スイッチライディングのコントロール性を考えて、多少ダックスタンスに設定するのが好き。トリッキーなランディングも楽になるよ。
基本的にスタンスは変えないな。どんなライディングでもスタンスは変えずに、自分の慣れたセットアップが一番だと思う。” – Taylor Carlton
クリフからスパインラインまでハードに攻めるフリーライダーのライランド・ベル。
レギュラー
身長: 183cm
フロント: +21° / バック: −15°
スタンス幅: 61cm
“スタンスを変えたことは一度もないね。今のスタンスでずっと滑ってきているし、ダックスタンスはどんなスピードでも安定してくれるから。” – Ryland Bell
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