2016/2017シーズンの最新ギアを、ライダーのインプレッションと一緒にご紹介。
今回は、ライダーの活躍がきっかけで注目度が急上昇中のMountain Divisonと、そのマインドを受け継ぐニューモデル、ノコギリの歯(Sawtooth)をご紹介します。
登場して3年目を迎えるMountain Division。
あらゆる世代のフリースタイラーが谷川岳に集結するイベント“天神バンクドスラローム”。2016年3月に行われた前大会でライダーの小西隆文が予選から翌日の決勝までトップをキープして完全優勝。この大会初の快挙を遂げた時の相棒がMountain Divisionでした。そして、そこで一躍有名になり、注目度が一気に高まっています。
スペックは、キャンバー・フラット・ロッカーの3つの形が1つのキャンバー形状を創る最新のFree-The-Ride(フリーザライド)キャンバーを採用。テールだけに埋め込まれた2本のTurbo Rods-カーボン・ダブルバレルがパワフルなターンの抜けと反発力を生み、ハードな雪面でもボードコントロールをキープし、安定感抜群。ノーズのロッカーエリアは大きくはなく、キャンバーエリアもほぼセットバックはされていません。さらに有効エッジに対してインサートポジションはセットバックされていないので、シェイプはディレクショナルですが、ツインの乗り心地も合わせ持っています。ノーマルなキャンバーの乗り味に近く、必要な時にだけノーズが浮きやすく設計されています。名前が示すとおり、このボードは山を、そして山が僕たちに与える全てをライディングするためにデザインされています。
¥94,000(+TAX)
*カービングの安定感にビックリ。どっしりしてエッジが逃げない。限界まで攻めたい。ロッカー感はほぼない。天神バンクドはこれ。去年のより、若干硬くなったように思う。
*前のモデルよりノーズのスクエアな形状と、テールのピンテール形状が強調されたので見た目的にもマウンテンライドに向いてそうな感じが出ている。フレックスがしっかりしていてハイスピードの安定感が増したと思います。カービングがやたら調子良いです。
Sawtoothは、Moutain Divisionのマインドを受け継ぐニューモデル。
ノコギリの刃ごとく、あらゆるコンディションの雪面を切り裂くハードボイルドな板。 最先端のキャンバー形状、Free-The-Rideキャンバーで、インサートホールは有効エッジに対してセンターに位置し、キャンバーエリアもほとんどセットバックされていません。
ノーズが尖った見た目から、パウダーだけに特化したボードに間違えられやすですが、ジャンプもカーヴィングも得意な板です。兄貴分であるMountain Divisionが証明しているように、アグレッシブなターンの連続もこのボードの魅力。Hot Rods-バンブー・シングルバレルに新しい90/90カーボン・ハイブリット・ラミネートも搭載し、パウダーもジャンプもしたいがやっぱりターンを磨く、キレ味重視の方に乗って頂きたい1本。
¥74,000(+TAX)
*テールの強さはある。ノーズの形がいいからフリーライディング重視の人には良いと思います。