安全にお使いいただくために

このページには、ユーザーの皆様が本スノーボードによるライディングにおいて安全で正しく使用していただくための重要な事項が記載されています。安全に楽しんでいただくために必ずお読みください。

安全にお使いいただくために必ずお読みください

誤った取扱いをしたときに生じる危険とその程度を、次の表示で区分して説明しています。

警告
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
注意
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、傷害を負うかまたは物的損害(ボード自体の損害は除く)の発生が想定される内容を示しています。
お願い
この表示を無視して誤った取り扱いをすると、本製品の本来の性能を発揮できなかったり、機能停止を招く可能性が想定される内容を示しています。

警告

  • ご使用の前には必ず各部の点検をしてから使用してください。
  • ボード本体の改造や加工は絶対にしないでください。故障や事故の原因になります。お客様が改造や加工を行った製品は、保証期間内であっても無償修理の対象外になります。
  • 強い衝撃や振動を与えないでください。何かにぶつけたり落としたりすると故障の原因になります。
  • バインディングの取り付けはお買い上げの販売店にて行われることをおすすめします。
  • 本スノーボードは 4×4ホールパターン(縦・横 4cm角のインサートホールパターン)を採用していますが、これらの穴以外に穴を開けたりしないでください。
  • ボード本体に以下のような損傷が起こった場合、使用を中止しお買い上げの販売店へご相談ください。
    1. 強い衝撃によりトップシートが剥離したり芯材にまで達した場合
    2. エッジが飛び出したり折れたりした場合
    3. 滑走面の深いキズによる芯材の露出
    4. サイドウォールの剥がれや割れ
  • スノーボードのエッジは非常に危険です。鋭利な形状であるため、手を切るおそれがあります。素手でエッジを持つことはおやめください。
  • 本スノーボードは、強度、耐久性において優れた製品づくりを心がけていますが、使用状況などによっては本来の強度や性能が低下する場合があります。雪上以外でのご使用は危険ですのでおやめください。
  • ご本人の使用上の誤り、用具の改造、ご本人の技量を超えた所での転倒などによる故障に対して、当社では一切の責任を負いかねます。

注意

  • 直射日光の当たる所や温度の高いところに置かないでください。温度が上がり火災や変形の原因となることがあります。
  • ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所に置かないでください、またボードの上に重いものを置かないでください。倒れたり落下してけがの原因となることがあります。
  • スキー場において、あらかじめ指定された場所以外でのライディングはおやめください。

お願い

  • 使用後はボード、バインディングの水分や汚れをよく落としたあとで保管してください。またストーブなど暖房器具のまわりには近づけないでください。
  • 滑走面のワックスや汚れを落とす場合はワックスリムーバーの使用をおすすめします。ただしトップシートには使用しないでください。プリントが剥がれたり変色するおそれがあります。
  • エッジがさびた場合、エッジ・シャープナーやサンドペーパーなどで磨いたあと、さび止め剤を塗っておくことをおすすめします。

ご使用の前に

各部の名称と解説

ノーズ
ボードの先端部分
テール
ボードの後端部分
サイドウォール
ボードのサイド
スタンス
ボードに立った時の左足と右足の間隔
エフェクティブエッジ
実際に雪面に接するエッジ部分(有効エッジ長)
トップ、トップシート
ボードの表面、その表面を覆っている保護膜
ベース(滑走面)
ボードの裏面、摩擦係数の少ない材質で作られている
キャンバー
ボードの反りのこと、荷重を全体に分散する働きがある
コア
芯材、ウッドとフォームなどがある
インサートホール
バインディングを取り付けるためのネジ穴

2.あなたはレギュラーかグーフィーか?

もしあなたがスケートボードやサーフィンなどのサイドウエイスタンスにまったく経験がない場合、ご自分がレギュラーであるか、グーフィーであるかを決める必要があります。進行方向に向かって左足が前にくる場合をレギュラースタンス、右足が前にくる場合をグーフィースタンスと呼びます。ご自身での判断が難しい場合は、お店の方と相談してください。

3.スタンス幅の選択

バインディングを取り付ける際には、まずスタンス幅を選択する必要があります。スタンス幅はライディングスタイルのみで決まるものではありません。あなたの体格やボードサイズなどによっても異なります。そのためボードにはスタンス幅を調整するためのインサートホールと呼ばれる穴があいています。

4.スタンス角度の選択

スタンス幅と同様にスタンス角度も重要なポイントです。スタンス角度はスタンス幅、能力、スタイルなどの違いによって導きます。一般的に初心者の方は前足、後ろ足ともに、角度をつけた方が滑りやすいでしょう。

バインディングの取り付け上の注意

警告

  • バインディングはお買い上げの販売店で取り付けされることをおすすめします。特に他メーカーのバインディングを取りつける場合は、付属の取り付けビスの規格や長さが適正であるか、お買い上げの販売店で必ず確認してください。
  • 本スノーボードのインサートホールはミリ規格になっています。バインディングベースから飛び出す取り付けビスの長さを確認して取り付けてください。(下図参照)取り付けビスが 長過ぎるとボード面、ベース面が破損する(滑走面を押し出したり、突き破る)おそれがあり、短すぎるとバインディングが外れることがあるため非常に危険です。
  • 他メーカーのバインディングで取り付けビスが不適合である場合、適合する取り付けビスをバインディングメーカーより取り寄せたうえで、取り付けをおこなってください。
  • 本スノーボードは4×4ホールパターンを採用しています。他メーカーのバインデイングで4×4ホールパターン用以外のバインディングは取り付けしないでください。4×4ホールパターン用のバインディングを取り付ける場合、取り付けビスは必ず4点すべてに使用し、均等な力でしっかりと締めてください。3点しか止まっていなかったり、不均等な締まり方をしていると、バインディング破損の原因になるだけでなく、ボード破損の原因になったり重大な事故につながるおそれがあります。
  • 化学薬品や接着剤をバインディングの取り付けビスにつけないでください。ボード破損の原因になります。
  • ご使用の前には、必ず各部に異常や損傷がないか点検してください。もし異常などが確認された場合は使用を中止し、販売店とご相談のうえで新しい部品と交換してください。
  • ご本人の使用上の誤り、用具の改造、ご本人の技量を超えた場所での転倒などによるバインディングの損傷に対して、当社は一切責任を負いません。
  • バインディングの調整をおこなう場合は、ブーツのサイズに対して適応サイズのバインディングで正しく調整されているか確認のうえで使用してください。調整をせずに使用すると、乗りにくいばかりかバインディングに無理な負担がかかり非常に危険です。必ずお買い上げの販売店にてご相談のうえ、調整をおこなってください。
  • ステップイン・バインディングに関しても、上記と同様にお買い上げの販売店にてご相談の上、調整をおこなうことをおすすめいたします。

スノーボーダーへの注意

警告

  • スノーボードは非常にリスクを伴うスポーツですが、ライダーが自分の技術に合った乗り方を心掛けることで回避できる場合があります。
  • スノーボードは無理な行動や不注意が原因で、ケガをする可能性があるスポーツです。無理をせず、コントロールができる範囲内で滑るよう心掛けることが大切です。
  • スノーボードのバインディングは、スキーのようにリリース(開放)しないように設計 されています。ライダーはこのことを十分に認識し、危険な場所での滑走および、他のライダーやスキーヤーとの衝突には注意してください。またスノーボードを使用する前には 必ずリーシュコード(流れ止め)を装着してください。
  • スキー場では必ず指定された区域内でのみライディングするように心掛けてください。スキー場でのルール、マナーを守ることはすべてのライダーの責任でもあります。各自の責任においてライディングされますようお願いいたします。
  • 不注意にスキー場の施設や構造物などに当てに行く行為は絶対にしないでください。ケガやスキー場とのトラブルの原因になります。
  • スノーボード初心者にとって、リフトの乗り降りは最も大変なことかもしれません。これを少しでも楽にするためには、バインディングとバインディングの間の後ろよりの所にスタンプ・パッドを貼るとよいでしょう。リフトから降りる際、バインディングを外している後ろ足をこのパッドの上に乗せます。
  • スノーボードを楽しんでいるときに生じるケガあるいは死亡事故は、天候、雪の状態、なだれ、スピードの出しすぎ、他の人や物との衝突、ライダーの経験不足、ボードの誤用などが原因となります。初心者のライダーは経験を積んだ人の監督のもとでスノーボードを楽しんでください。単独、アルコールや薬物の影響がある状況では決して滑らないでください。

※上記の事柄ならびに、これらに準ずる行いなどには十分注意のうえ、スノーボードにお乗りいただきますようお願いいたします。